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国内旅行関連サービスの消費増税まとめ

消費税率が2014年4月1日に5%から8%に引き上げられ、さらに2015年10月に8%から10%に引き上げられる予定となっています。

様々なシーンで、増税前のかけこみ消費がニュースになっています。業種により新税率が適用される時期の違いなどがあるようです。今回は国内旅行関連の消費増税の対応をまとめてみました。

国内旅行の消費増税対応
以下は2014年4月の各社の対応状況です。2015年10月の税率引き上げの際の対応は再度調査する予定です。

国内パックツアー

旅行会社で販売している国内パックツアーの旅行代金は、旅行日程に記載された往復の交通費・宿泊費・食事代などをすべて含み、消費税などの諸税も含まれた料金となります。(パック旅行は内税のため、普段消費税分を意識することは少ないと思います)
航空券やJR券、宿泊、食事、レンタカーなどがセットになった旅行商品。募集型企画旅行。

2014年4月以降のパックツアーはすでに販売しており、増税分が反映された料金体系になっています。そのため予約時期による税率の違いは発生しません。旅行会社の自助努力で、増税後もパックツアーの価格を維持してもらいたいとは思いますが、各素材(交通機関や宿泊)が増税する以上パックツアーの代金も増税分を反映した料金になるのは仕方がないところです。

国内旅行の際にパックツアーを利用せず、交通機関や宿泊先を個別に手配する場合は、増税の対応状況がそれぞれ異なるので確認が必要です。

国内航空券

既存のレガシーキャリアの消費増税

航空券の代金は基本的に内税表示なので、通常意識することはないと思います。国内線各社の対応はいずれも、3月31日までに購入(支払い)した場合は、搭乗日が4月1日以降であっても現行の5%が適用されます。4月1日以降に購入する場合は8%の消費税となります。

レガシーキャリアとはLCC(格安航空会社)との対比として使われる、従来型の航空会社やサービスのこと(JALやANAなど)
  運賃に適用される消費税率
3月31日までの搭乗分 4月1日以降の搭乗分
3月31日までに購入する場合 5% 5%
4月1日以降に購入した場合 - 8%

国内線の航空券は、2014年10月末まで発売されているので、GWやお盆の計画を早めに立て3月末までに購入すると3%分得することができます。

旅客施設使用料

一部の空港を利用する場合、航空券代とは別に「旅客施設使用料」が設定されています。「旅客施設使用料」は、空港を運営する会社や空港ビル会社がロビーや空港内の施設を整備する費用で、航空会社が航空券購入時に収受している料金です。現在、羽田空港、中部空港、北九州空港の国内線を利用する場合(出発または到着する便が適用)に発生しています。

2014年4月の消費増税のタイミングで、羽田空港と中部空港は値上げとなります。いずれも、2014年4月1日以降の搭乗分より適用されます。

  羽田空港発着 中部空港発着 北九州空港発着
現料金 新料金 現料金 新料金
大人(満12歳以上) 170円 290円 300円 310円 100円
小人(満3歳以上満12歳未満) 80円 140円 150円 50円

LCC(国内格安航空会社)の消費増税

では格安を武器にするLCCの消費増税の対応はどうなっているのでしょうか?

ピーチとジェットスタージャパンは100円~400円前後アップ

まず、ピーチとジェットスタージャパンに関しては、2014年4月以降の運賃は1月の時点で発表していたため、3月上旬に消費税率引き上げに伴う新運賃を発表しています。

適用の時期はレガシーキャリア同様、2014年4月1日以降に購入する航空券は新しい税率(8%)が適用された新運賃で、2014年3月31日までの購入であれば搭乗日に関係なくすでに設定された運賃(現行税率5%)となります。

以下がピーチとジェットスタージャパンの運賃表になり、いずれも新運賃が100円~400円前後高くなっています。

ピーチの消費増税後の運賃
ピーチの消費増税後の運賃(ハッピーピーチ・片道)
ジェットスター消費増税後の運賃
ジェットスター消費増税後の運賃(通常期のStarter運賃・片道)

バニラエアは1,000円高い!

バニラ・エアバニラエアは、2月14日に発表した夏期期間(2014年3月30日~10月25日) の運賃がそのまま4月以降も適用となります。2013年12月20日に新しく就航したということもあり、すでに増税分も加味した運賃だったと思われます。その3月30日以降の運賃は、残念なことに最低価格が就航時に発表した運賃より、一律1,000円高くなっています。

バニラエアの新運賃
バニラエアの2014年3月30日以降の運賃

運賃表では最低価格のみの表記なので、実質の値上げ幅は分かりませんが、1,000円はかなりの値上げです。(増税分としても3%ですから・・・)

LCCの3社とも消費増税のため値上げしている状態です。ただしLCCの運賃は空席連動型のため、消費増税分よりも搭乗日や予約時期による運賃幅の方が断然大きいので、そちらの方が重要です。
LCCはその他の手数料がすべて値上げ

通常LCCの航空券は運賃以外に、支払手数料、座席指定手数料、受託手荷物手数料といった各種手数料が必要です。(運賃タイプにより不要の場合あり)

今回の消費増税に伴い、LCC3社(ピーチ、ジェットスタージャパン、バニラエア)ともほぼすべての手数料が値上げとなっています。値上げ幅は、増税分の3%(十円単位の切り上げ)がほとんどですが、中には3%以上値上げされた手数料も見受けられます。(中には値上げされてない手数料もあります)

例えば、バニラエアのキャンペーンセール時に適用される「わくわくバニラ」の運賃タイプの場合、20kgまでの受託手荷物料金が、2014年3月29日までは1,000円だったのが、2014年3月30日以降は2,000円に値上げとなっています。「わくわくバニラ」はキャンペーンで運賃は激安ですが、手荷物を預ける場合は+2,000円かかるので注意したい点です。

JRの切符

JRの消費増税対応

JR(特急や新幹線)を利用して国内旅行を楽しむ人も多いと思いますが、JRは地域によって対応が分かれ、私鉄も各社対応が分かれています。

まず、鉄道の切符は利用日に関係なく、原則購入した時点の料金が適用されるので消費増税で値上げ前に購入した切符はその金額で利用できます。(新幹線の回数券なども、購入した金額でそのまま利用可能)

JRや私鉄の特急券は1か月前から発売されるので、4月末のゴールデンウィークに電車を利用して国内旅行を予定しているなら、3月末の発売と同時に切符を購入することで、増税分の値上げを負担せず購入できます。

なお、新幹線などを利用した国内パックツアーは前述した通り、4月以降の商品は増税分が反映されていると思われ、購入時期による税率の違いは発生しません。

鉄道各社による消費増税の対応の違い

JR東日本などはカード型IC乗車券が普及していることから、IC乗車券の利用の場合は1円単位で増税分を値上げし、普通に窓口などで購入する場合は1円単位は四捨五入して10円単位の値上げとなります。それに対してJR西日本や関西私鉄などは、原則普通運賃は1円単位は四捨五入し10円単位で増税分を転嫁すると発表しています。

ホテルや旅館の宿泊代金

旅館やホテルなどの宿泊代は、原則3月末までに予約をしても宿泊日が4月以降であれば新税率(8%)の適用となります。宿泊費・レストラン・宴会場・駐車場等が対象です(なお宿泊日は原則チェックインした日)

ホテルにより、増税分の3%分値上げしている場合や、増税分に関わらず新しい料金で対応してる場合など様々ですので、宿泊のご予定のある方は直接ホテルに確認が必要です。

なお、旅行会社で販売している宿泊プランの場合は、内税で国内パックツアーと同じ対応になります。(予約時期による税率の違いは発生せず、明示された料金の変更はない)

テーマパークなどレジャー施設の入場料

テーマパークなどのレジャー施設は対応が分かれるので個別に確認が必要です。

USJの消費増税にともなうチケット料金

例えばUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)では大人の1日券「スタジオパス」の料金が、4月1日に6,790円(税込)から6,980円(税込)に値上げすることを発表しています。(ちなみにUSJは2014年1月に6,600円から6,790円に値上げしている!)

USJの場合は、4月1日以降の入場でも3月末までにチケットを購入すれば、現行の料金で購入できます。チケットは入場の3か月前からUSJのウェブサイトなどで購入できるので、GWに行く予定の方は3月末までに買うとお得です。

東京ディズニーリゾートの消費増税にともなうチケット料金

東京ディズニーリゾートもUSJと同様に4月1日以降は新税率を適用した料金を発表しています。例えば大人の1デーパスポートは6200円から6400円となり、200円の値上げです。ただし、駐車場やベビーカーレンタルな一部のサービス施設等については、料金は据え置きのようです。

以下オリエンタルランドプレスリリースより
(http://www.olc.co.jp/news/olcgroup/20131018_02.pdf)

東京ディズニーリゾートの消費増税対応
東京ディズニーリゾートの消費増税にともなうチケット料金改定表
USJやディズニーリゾートのように前売り券を発売しているテーマパークは、購入日の税率が適用される場合が多いので、ゴールデンウィークなどに確実に利用する場合は、3月末までの購入で値上げ分がお得になります。(レジャー施設により対応が異なるので確認してください)
なお、旅行先の観光地で神社やお寺に行くこともあると思いますが、神社仏閣の拝観料は消費税の対象外なので、消費増税は関係ありません。

国内旅行の消費増税対応まとめ

購入基準
新幹線の切符や国内線の航空券、テーマパークなどのチケット
利用日基準
ホテルや旅館の宿泊、国内パックツアー
消費税のアップで気になるのは「金額の高いものを購入する時」です。3%とはいえ家族で行くと国内旅行も結構な金額になります。ゴールデンウィークに国内旅行を予定している方は、3月末までに購入すると現行税率が適用されるものもあるので、活用したいところです。
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