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東日本大震災から一年。ボランティアツアーの現状を調べてみた。

2011年3月11日に東日本大震災が発生し一年が経とうとしています。避難者の方ははまだ約34万人(2012年2月末時点)で復興道半ばという中、ボランティアに参加した人は延べ約93万人(2012年2月末時点)といわれています。

一年が経ち被災地の状況などは、各メディアで取り上げられるのでそれにおまかせしますが、『旅行比較ネット』では、旅行会社などが主催する『ボランティアツアー』の現状をまとめてみました。

『ボランティアツアー』について

震災後、旅行会社やバス会社などが東日本大震災で被災した地域へ行くツアーを次々と企画しました。当時ニュースにもなっていましたが、個人で被災地へ向かい現地のボランティアセンターがその対応に追われたり、被災地へ向かう車が交通に支障をきたしたり。その中で、この『ボランティアツアー』一定の成果を果たしているのではないかと思います。

一般の方が、仕事や学校の休みを利用し、現地にボランティアに行ったとしてもせいぜい2日。延べ人数は93万人の方がボランティアに参加していますが、現地で活動できる時間はかなり限られています
それを旅行会社などが、一手に取りまとめて必要な環境(移動手段、宿泊、食事、ボランティア活動の内容)を用意することにより、効率よくスムーズに活動ができ、ボランティアに参加する人の負担軽減にもなっています。

日本三景松島
日本三景松島の美しい風景

また、ボランティアの作業と観光がセットになったツアー(例えば2日間の行程で1日はボランティアの作業、1日は観光)も存在します。
被災地並びに被災地周辺の観光業も大打撃を受けていますので、東北の観光地にお金を落とすというのも、経済的復興の大きな手助けになります。

ボランティア活動の現状は

「ニーズを知って初心者も活躍! 東北3県ボランティアツアーの今」

ボランティア活動といっても、内容はさまざまだ。震災直後は、がれきの除去や被災住宅の片付けの手伝いなどの力仕事が主なものだったが、現在は、被災住民の相談にのったり、子どもたちの学習支援を行うなどの心のケアから、漁業や農業など地元の基幹産業の手伝い、収入支援となるものづくりの提案、さらに交流イベントの手伝いなど、時間の経過とともにニーズも多様化し、地域によって細分化が進んでいる。ということは、震災直後では手伝える活動を探すことが難しいと考えていた人にとっても、これからは自分の得意分野を活かしたボランティア活動を行える機会が増えることになる。

ボランティアセンター
ボランティアセンターの様子

ボランティア活動の内容も多様化してきているようです。ただ、復興の進行具合も自治体によって大きな差があり(市や町の財政状況によって復興の歩みが遅い地域がある)、地域によっては力仕事のボランティア作業(がれきの撤去など)もまだまだ必要とされています。

『ボランティアツアー』の現状は

この『ボランティアツアー』は、震災後3か月経ったゴールデンウィークには、大手旅行会社を中心に数多くの会社で様々なツアーが企画され、たくさんの方が参加していました。ただ1年経った今、ツアー自体も少なくなり、現地では今でもボランティアの数は足りていないといわれています。特に寒さの厳しい冬場は、ボランティアの数もかなり少なくなっているようです。

実際に現地へ行ってみて

石巻の光景
石巻の光景

筆者は今年の1月末に、被災地へ行ってきました。『ボランティアツアー』を主催されている旅行会社の研修に参加させていただき、南三陸や石巻などをまわりながら、現地の方のお話などをお伺いしました。

ここであれこれ言う立場にないので、その時感じた気持ちだけお伝えすると、「まだまだ支援が必要で自分にできる何かをしなければ」と率直に思いました。この記事はそんな気持ちから生まれたものです。

『ボランティアツアー』のあれこれ

一般的に『ボランティアツアー』は現地までの移動にバスを利用する為、ツアーの出発日ごとに最少催行人数(この人数以下だとツアーは出発しないよ)が設定されています。通常旅行会社は、バスを1台あたりいくらという形で仕入れる為、参加人数が少ないと赤字になってしまいます。
その為、ボランティアツアーが設定されていても、 申込み人数が少なく催行しないツアーもあります。継続的な支援をし続ける為には、支援企業が多少の利益を得ることが必要なのでやむを得ないところですが残念なことです。

その点、バス会社やバス部門を持った旅行会社のボランティアツアーは、自社保有のバスを使用しツアーを催行する為、最少催行人数の設定が低い人数であったり、最少催行人数に達していなくてもボランティアツアーを催行しているところがあるようです。

またボランティア作業の内容は、基本は現地のボランティアセンターの要望によって決まるので、当日参加してみないとわからない場合が多かったのですが、最近はツアーのサイトにボランティア作業の内容が明記してあるものもあるようです。

『ボランティアツアー』の一部を紹介します

ここで紹介するボランティアツアーは、その内容を保証するものではないので、各サイトにて内容などをご確認ください。(ツアーが満席であったり、すでに企画されてない場合もあります)

株式会社ベルプランニング│東日本大震災復興サポートツアー

東京の旅行会社で、東京を中心に各地にツアーバスを運行されています。東京発着のバスで行くボランティアツアーをいくつか企画されており、日帰りや宿泊、観光付など内容も行き先も様々なプランが用意されています。
設定の日程もたくさんあり、コースも豊富なので、参加しやすい形になっています。

アミイファクト株式会社│関西発3泊4日「震災ボランティアバスツアー」

大阪の旅行会社で、こちらも各地にアミー号という名前でツアーバスを運行されています。
ボランティアツアーのほとんどが関東圏の出発ですが、こちらはめずらしく関西からバスで行くボランティアツアーです。行きも帰りも夜行バスなのでかなりハードですが、数少ない関西からのツアーです。設定は3月20日(祝・火)、3月22日(木)、3月29日(木)の3日間。

株式会社トラベル東北|被災地応援ボランティアツアー

山形県の旅行会社で、社長の山口スティーブさんは、アメリカ生まれですが、人生の半分近くを日本に住み、日本国籍の「元外国人」。
ツアーは宮城県の松島駅からの出発の為、集合場所までの移動は別途必要ですが、毎週末に1泊2日のボランティアツアーを設定されています。

ボランティアツアー関連リンク

以下は、ボランティアツアーの紹介や、ボランティアに関する注意事項、その他情報がわかりやすく掲載されているサイトです。

さいごに

がんばろう!日本

ただ今回ご紹介した、『ボランティアツアー』賛否両論があり、被災者感情を害す側面があることも十分認識する必要があります。もし参加される場合は十分にご配慮ください。

また、今回の東日本大震災は被害が甚大ですので、支援は継続的なものである必要があると筆者は思います。この一年の節目に、各メディアの露出に比例し震災関連の話題が増えるでしょうが、それに踊らされることなく、自分にできることを何でもいいので、少しでもいいので継続できればいいですね。

温かくなる今年の春に、どこか旅行へと思った方は、東北に足を運んでみてはいかがでしょうか。
桜イメージ

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