ホテルなど宿泊施設の経営は、施設の稼働率を高めることが収益に直結します。（なるべく高い価格で、たくさんの部屋が埋まるのが理想。）

全ての部屋をホテル自身で集客できれば一番いいのですが、そういうわけにもいきません。宿泊施設はホテルの部屋を埋めるために、旅行会社や、各種ポータルサイトを使いわけているのです。

利用者としてはそういう状況を踏まえつつ、できるだけ最安値に近い料金で予約したいところです。同じホテルでも予約サイトによって宿泊料金や特典の内容が異なるからです。そのためにはまずサイト選びが「重要」です。それそれの特徴を把握するとお得な宿泊プランが見つかります。

タイプ別宿泊予約サイト比較

宿泊予約のサイトは大きく分別すると、「旅行会社系」 「ポータルサイト系」「ホテルチェーン系」の3つのタイプにわかれます。順番にそれぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

旅行会社系宿泊予約サイト

特徴

旅行商品（ホテル付パックツアー）としても販売している為、取り扱いの宿泊施設数が多く、ほぼ日本全国の主要なホテルをカバーしている。

メリット

取り扱い宿泊施設が多く、宿泊施設からの提供部屋数も多い。（特に繁忙期）　基本的に半年ごとにプランを作成するため先の日程でも予約が可能。キャンペーンなどの格安プランはお得。

デメリット

企画ものの宿泊プランは安くてお得だか、通常のプランは若干料金が高い傾向にある。

旅行会社系宿泊予約サイトの狙い目

旅行商品（パンフレット）でキャンペーン商品を造成しているので、驚く価格の宿泊プランが狙い目。期間限定や、子供料金がお得なプランや、わずかな金額でオプションが付けられるものなど。各宿泊予約サイトのトップページにある目立つバナーなどに注目。

るるぶトラベル

るるぶトラベル
業界最大手のJTBが運営する国内旅行予約サイト。全国13000軒以上の宿からの予約が可能で、利用者の口コミも充実しているので宿選びの参考になる。特集やキャンペーンも豊富で、プランが探しやすいサイト構成がおすすめ。

近畿日本ツーリスト

近畿日本ツーリストの宿泊予約
大手旅行会社だけあって、施設数も宿泊プランも多種多様。当日現地払いプランと事前払いプランを選べる。宿泊予約サイトではめずらしく会員登録不要で予約できるので、気軽に利用できるのが最大の魅力。予約画面はシンプルでちょっと淋しい気もするが、宿を探すのに集中できる。

日本旅行

日本旅行の宿泊予約
旅のプロ、日本旅行がおすすめするの国内宿泊プラン。インターネット専用宿泊プランや、多くの旅行企画の激安価格が魅力。検索画面はシンプルだが表示される宿泊代金に注目！

ポータルサイト系宿泊予約サイト

特徴

楽天トラベルに代表されるように、直接宿泊施設が料金・部屋数の決定権を持つ為、様々なプラン・料金が掲載されている。

メリット

旅行会社に販売を依存してないホテルも参画している。（特に部屋数の少ないビジネス系ホテル）
ホテルが直接残数や料金を設定しているので、間際の残室をさばくために格安料金が出る場合ある。

デメリット

宿泊施設側で提供部屋数を決定しているので、連休など十分に集客を見込める繁忙期は予約が取りにくい。また先の日程も設定されていない場合がある。

ポータルサイト系宿泊予約サイトの狙い目

楽天トラベルやじゃらんネットなど第三者が運営。ホテル側主導で、料金・空室状況を決定しているので、様々なプラン・料金が掲載されている。また間際での空室を埋めるために利用される事が多い為、直前の宿泊料金を激安価格で販売してる場合がある。

基本的に集客力の多いサイトの方が、施設数が多く、残室も多い。ただホテルによっては、大手ポータルと中堅ポータルに出す価格を変えて販売している場合があるので、意外な掘り出し物は中堅サイトでみつかるかも！？

楽天トラベル

楽天トラベル: 宿・ホテル予約
圧倒的な施設数と、間際の価格は日本最大！検索も充実しており、希望にあった宿泊施設が見つけやすい。利用者が多いのでユーザーの口コミも充実。JALやANAの航空券、高速バスなどと組み合わせるパックツアーもお得です。

じゃらんネット

じゃらんネット-宿・ホテル予約
旅行雑誌「じゃらん」から生まれた宿泊予約サイトなので、詳細な写真の掲載や、ユーザーのランキングが充実し、宿泊施設を選びやすいサイト構成が魅力。約8万件の宿泊プランで約15,000軒の宿泊施設が予約できる。ポイントは他のリクルートのサービスにも使える。

Hotels.com

ホテル予約ならHotels.com
「Hotels.com」は世界の26万軒以上のホテル情報を提供している世界最大級のホテル予約サイト。安さと余計なオプションがないのが特徴。国内の取り扱い施設は、主要都市のシティホテルやビジネスホテル。出張などビジネスにも使いやすい。

ホテルチェーン系宿泊予約サイト

特徴

その名の通り全国展開のホテルチェーンのオフィシャルサイト（ホテル自社運営）。全国チェーンのシティホテルやビジネスホテルなら、チェーンでのポイント付与なども見逃せない。

メリット

旅行会社やポータルサイトで集客すれば、そこへの手数料が発生する為、ホテル自身の自社オフィシャルサイトが最安値の場合がある。（「ベストレート保証」が目印）

デメリット

ホームページ上で、同地区・同レベルの他ホテルとの比較がしにくい。（ホテルごとに料金や内容を確認する必要がある）

ホテルオフィシャル系宿泊予約サイトの狙い目

ホテル公式サイトなので、他の宿泊サイトのプランよりも安い場合がある。各ホテルは会員化でリピーターの定着を狙っているので、会員限定のお得な特典が見逃せません。気に入ったホテルチェーンが見つかれば、他の目的地の旅行の時もホテルを探す手間が省けます。

ホテルマイステイズ

ホテルマイステイズ
東京都内を中心にビジネスホテルを展開している「ホテルマイステイズ」。その他横浜、舞浜、大阪、京都、福岡もホテル好立地で便利。「フレックスステイイン」というブランド名で、長期滞在型ホテルも運営している。

インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ（IHG）

インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ（IHG）
インターコンチネンタル、ANAホテル、ホリデイ・インなどのブランドを展開する、世界最大のホテルグループ「インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ（IHG）」。全国主要都市の好立地にホテルがあり、ベストプライス保証（他サイトにて、同じ日程、同じホテル、同じ宿泊タイプ、同じ条件であれば最低料金）を提供している。

ソラーレホテルズ

ソラーレ ホテルズ ＆ リゾーツ
「チサン」のブランドでおなじみのソラーレホテルズ。会員になるとお得な特典が満載。「チサン」以外のホテルも魅力的なホテルがたくさんあります。

ホテル予約サイトまとめ

いかがでしたか？ひとくちにホテル予約といっても様々な予約サイトがあり、同じホテルでも予約サイトによって空席や料金が異なります。うまく使い分けてお得に国内旅行を楽しみましょう。