近年、個人宅に泊まれるサービス(いわゆるカウチサーフィン)が注目を集めており、世界最大手のAirbnb(エアービーアンドビー)をはじめ、海外では利用者数が急増しています。
通常、ホテルや旅館に泊まれば宿泊代はそれなりにかかりますが、個人の空き部屋なら格安で泊まれます。また、田舎の農村や漁村に滞在する民泊なら、普段することが出来ない体験をすることが可能。
今回旅行比較ネットでは、様々な可能性を秘めた民泊にスポットをあて、主な予約サイトをご紹介します。
目次
個人宅や空き部屋に宿泊できる民泊サイト
旅行者と空き部屋を貸したい人をインターネット上でマッチングさせるサービスをいくつかご紹介します。
Airbnb(エア・ビーアンドビー)
まず紹介するのは個人宅の宿泊マッチングサービス分野では世界最大の「Airbnb」(エア・ビーアンドビー)。現在世界190ヶ国3万4,000都市に60万室以上の家を提供する人(ホスト)を抱えているサービスです。部屋数では、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループやヒルトン、マリオンなどの大手ホテルチェーンに次ぐ、世界第5位の規模だというから驚く。
「えーでも知らない人んちに泊まるのなんて心配」という人のために、ホストは身分証明書などで本人確認済みで、過去に泊まったゲストのレビューなどでホストを判断できる仕組みが用意されています。
また宿泊料金はAirbnbを通して支払うことができるので、宿泊当日のお金のトラブルも心配いりません。
ホリエモンことあの堀江さんも、YouTubeの動画チャンネル「ホリエモンのQ&A」で「Airbnb」を紹介しています。
「大手旅行会社は生き残れない!?」というタイトルのトークは、これからの旅行業界について堀江さんの独特な視点がおもしろい。
Roomstay(ルームステイ)
Roomstay(ルームステイ)- ホテルより安く、ツアーよりも自由に
次に紹介するのが、「ホテルより安く、ツアーよりも自由に」がキャッチフレーズの「Roomstay(ルームステイ)」です。Roomstayはまさに日本版「Airbnb」といった感じで、オンライン上で旅行者と空き部屋を持つ現地の人をつなげるサービスです。
日本発のマッチングサービスということで、ホストのほとんどが日本人なのが特徴です。使い方は、部屋の写真や紹介分、注意事項などを確認して予約をし、ホストが了承すれば決済をして成立となります。細かい打ち合わせはメッセージでやりとりが可能。安全のためのSNSの認証、事前カード決済などにも対応しています。
料金はホストが設定した金額(最低1泊2,000円~)で、宿泊可能日数は最大10日間。ホストの登録数がまだ少ないようで、国内の場合ホストがいない都道府県もあります。
海外旅行の際に日本人のホストを選ぶというのが、現状の使い方かもしれません。
都会から田舎まで!民泊予約サイト
STAY JAPAN(ステイジャパン)
最後に紹介するのが、日本で初めて合法での民泊サービスを開始した『STAY JAPAN(ステイジャパン)』。
東京や大阪の部屋を借りる都会民泊から、田舎に行って農業・漁業体験ができる田舎体験民泊など、幅広い民泊に対応しています。
例えば沖縄で三線や琉球空手などディープな沖縄文化を体験したり、漁業体験や農業体験、日本の伝統文化に触れあう「旅」をすることができます。
日本の田舎にはまだまだ知らない魅力がたくさんあります。これまでは修学旅行など教育旅行向けにしか利用されてなかった体験民泊を、インターネット上で提供者と利用者を繋ぎ簡単に利用できるようになっています。
「とまりーな」の利用方法は、一般的な宿泊予約サイトと同様で、支払いはカード決済のみとなるので注意が必要です。
- 「STAY JAPAN」の予約の流れ
- 1.STAY JAPANにログインします。
アカウント登録がまだの場合、新規会員登録を行ってください。 - 2.予約したい宿を探します。
宿を探すには、サイトトップの画面上部にある検索ボタンで、地域や宿泊日、人数などの検索ができます。 - 3.予約したい宿が見つかったら、予約リクエストを行います。(ここではまだ予約は確定しておりませんのでご注意ください)
予約リクエストには、チェックイン日、チェックアウト日、宿泊日数、宿泊人数の指定やクレジットカードの入力などが必要です。
場合によっては、ホストから本人確認などの問い合わせが入る場合もありますので、ご回答ください。 - 4.ホストが予約を承認します。
ホストが、問題ないと判断した場合に予約が承認され、ここで初めて予約が確定になります。
なお、宿によっては予約がリクエストした時点で確定する場合もあります。
宿泊マッチングサービスまとめ
個人的には、知らない人の家に泊まることにまだまだ抵抗を感じますが、安心・安全が確保できれば一味違った旅行ができそうな期待感もあります。民泊(一般の家庭に泊まってその家庭のありのままを体験する)などと一緒に広がりを見せると、地方の活性化とともに新しい国内旅行の形が生まれるかもしれないですね。どのように日本に「カウチサーフィン」や「民泊」文化が根付くのか今後に注目です。