楽天が航空会社設立の準備!
楽天がエアアジアと組んで航空事業の準備をすすめているようです。参入が決まれば2014年夏に就航を予定している「春秋航空日本」に続いて5番目の国内線LCC(格安航空会社)の誕生ということになります。
楽天が7月にも航空会社の経営に参画する準備を進めていることが、東洋経済の取材で明らかになった。パートナーとなるのは、マレーシアを本拠とする東南アジア最大級のLCC(格安航空会社)、エアアジアだ。
赤いカラーリングの機体や客室乗務員の制服を特徴とするエアアジアは一時、日本の国内線から撤退したが、2015年をメドに再参入するとすでに表明している。今春には、新会社「エアアジア・ジャパン」(現在「バニラ・エア」に社名変更している、旧「エアアジア・ジャパン」とは別会社)を日本で立ち上げており、楽天が同社に大株主として資本参加する方向で交渉が進んでいる。
エアアジアは一度撤退している
エアアジアはANA(全日空)との合弁事業で「エアアジア・ジャパン」として日本に上陸を果たしましたが、わずか約1年で撤退した経緯があります。(エアアジア・ジャパンはその後バニラエアとしてANAが引き継ぐ)
ピーチ、ジェットスタージャパンと比べても遜色のない低料金での運航でしたが、ネット予約の使い勝手の悪さなどが搭乗率の低下を招いたとされています。
楽天は、国内ではネットショップ最大手の「楽天市場」を運営し、旅行のポータルサイト「楽天トラベル」も人気。楽天が得意とするITのノウハウがうまく活かされれば楽しみな存在になりそうです。また「楽天トラベル」では、現在JALやANAと楽天トラベルの宿泊を組み合わせた「ダイナミックパッケージ」を販売していますが、新たな国内線LCCの誕生で、楽天トラベルがどのような形になるのかも注目です。
なお、東洋経済の記事によると、名古屋(中部国際空港)を拠点に、2015年中の就航開始を目指しているようです。