JR・航空各社は、新型コロウイルスの感染拡大に鑑みて、株主優待割引券の有効期間を延長することを決めました。
株主優待割引券とは
「株主優待割引券」とは、上場しているJR・航空各社が、自社の株を保有する株主に対し、その所有株式数に応じて年1~2回発行する優待割引券です。
例えばJALやANAなど大手航空会社の「株主優待割引券」は、国内線普通席運賃が50%も割引されます。運賃の高い繁忙期でも使用できるメリットがあり、金券ショップなどでも流通しています。
株主優待券には期限がある
その優待券ですが、有効期限があり、通常約1年間となっています。例えばJALの優待券は、3月末日の株主に対し翌年の5月末日までの期限の優待券を5月に発行します。
今回、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、航空各社が欠航や減便の処置を取ったり、緊急事態宣言の外出自粛で移動制限がかかっています。そうしたことから、期限内に優待券を使えない恐れが出てきたため、JR・航空各社が優待券の有効期間の延長を決めました。
JAL/ANAの株主優待延長
JAL/ANAとも優待券は5月末日の期限のものを半年延長し11月末日に。
- 対象優待割引券
- 2019年5月発行分(有効期間:2019年6月1日~2020年5月31日)
- 延長期間
- 「2020年5月31日」から「2020年11月30日」へ有効期間を延長
JR各社の株主優待延長
JR各社(JR東海、JR東日本、JR西日本、JR九州)の優待券は2020年5月末日の期限のものを1年延長し2021年5月末日に。
- 対象優待割引券
- 2019年5月発行分(有効期間:2019年6月1日~2020年5月31日)
- 延長期間
- 「2020年5月31日」から「2021年5月31日」へ有効期間を延長