今や移動中でもスマホの利用は必須となり、電車やバスさらに飛行機などの交通機関でも無料Wi-Fiサービス(公衆無線LAN)が当たり前のように提供される時代です。
JR新幹線の車内でも、東京~新大阪間のみ有料で提供されていたWi-Fiが、2018年5月より東北・北海道新幹線で、7月からは東海道・山陽・九州新幹線で無料で使えるようになりました。
今回旅行比較ネットでは、JR新幹線の車内や駅で使える無料Wi-Fiの使い方や登録方法をまとめました。
目次
新幹線の車内で使える無料Wi-Fi
新幹線の車内でネットが利用できるサービスは、JR東海が2009年より東京~新大阪間で提供していますが、ドコモなどの携帯キャリアのWi-Fiサービスに加入している必要があります。2018年にJR各社が導入をはじめたWi-Fiサービスは、メールアドレスやSNSアカウントで認証すれば無料で利用することが可能。
新幹線車内の無料Wi-Fiは、2018年より順次対応する列車が導入され2019年から2020年にかけて全ての車両に整備される計画となっています。(以下一覧表は導入予定も含まれるため、未導入の新幹線もあります。)
路線/対応車両(区間) | Wi-Fiサービス(※SSID) |
---|---|
北海道新幹線/H5系 (新青森駅~新函館北斗駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」 (JR-EAST_FREE_Wi-Fi) |
東北新幹線/E5系 (東京駅~新青森駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」 (JR-EAST_FREE_Wi-Fi) |
秋田新幹線/E6系 (盛岡駅~秋田駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」 (JR-EAST_FREE_Wi-Fi) |
山形新幹線/E3系 (福島駅~新庄駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」 (JR-EAST_FREE_Wi-Fi) |
上越新幹線/E7系 (大宮駅~新潟駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」 (JR-EAST_FREE_Wi-Fi) |
北陸新幹線/E7系・W7系 (高崎駅~金沢駅) |
「JR-EAST FREE Wi-Fi」※E7系 |
「JR-WEST FREE Wi-Fi」※W7系 | |
東海道新幹線/N700A・N700系 (東京駅~新大阪駅) |
「Shinkansen Free Wi-Fi」 (SSID:Shinkansen_Free_Wi-Fi) |
「車内インターネット接続サービス」 (SSIDは接続事業者により異なる) |
|
山陽新幹線/N700A・N700系 (新大阪駅~博多駅) |
「Shinkansen Free Wi-Fi」 (SSID:Shinkansen_Free_Wi-Fi) |
九州新幹線/N700A・N700系 (博多駅~鹿児島中央駅) |
「Shinkansen Free Wi-Fi」 (SSID:Shinkansen_Free_Wi-Fi) |
東海道・山陽・九州新幹線の車内無料Wi-Fi
2018年7月よりサービスが開始された、JR3社共通の新幹線車内無料Wi-Fiサービスが「Shinkansen Free Wi-Fi」。一番利用者が多い東京~新大阪~博多間の新幹線で提供されるサービスで、SSIDにも”Shinkansen”とつく。
サービス開始時は一部の限られた列車のみ利用可能だが、2020年3月までには東海道・山陽・九州新幹線の全列車で無料Wi-Fiが利用できる予定。
無料Wi-Fiの利用方法
新幹線の車内Wi-Fiの利用方法は、パソコンやスマホのネットワーク画面でSSID[Shinkansen_Free_Wi-Fi]を選択し、メールアドレスかSNSアカウントの認証で利用可能。SNSアカウントは、twitter・FaceBook・Google・Yahoo!JAPANのいずれかでOK。
1回の接続時間は30分ですが、認証さえすれば何回でも利用できます。
無料Wi-Fiが利用できる列車
「Shinkansen Free Wi-Fi」は使える列車が限られます。利用可能な列車は以下の様に客室内にステッカーが掲示されています。
無料Wi-Fiが使える列車は事前にtwitterでチェック
事前にWi-Fiが無料で使える列車は、「Shinkansen Free Wi-Fi」のtwitterアカウントにて、翌日の対象列車一覧をツイートしているのでチェックしてみてください。現在(2018年10月)は対象列車はそれほど多くなく、のぞみが中心で、ひかり・こだまは対象列車がかなり少なくなっています。
Tweets by Shinkansen_WiFiWi-Fiサービスの詳細
- サービス名称
- JR3社共通サービス「Shinkansen Free Wi-Fi」
- Wi-Fi提供区間・駅
- 東海道・山陽・九州新幹線車内
- SSID
- Shinkansen_Free_Wi-Fi
- 利用方法
- メールアドレスの登録、またはSNS認証をすれば無料で使える
- 備考
-
・サービスの開始は2018年7月25日以降で、順次整備の完了した車両で提供される
・2020年3月までには、東海道・山陽・九州新幹線の全列車で「Shinkansen Free Wi-Fi」が利用できる予定 - 注意事項
-
※Wi-Fi対応端末の機種やご利用いただくお客様の人数などによって、通信が遅くなるまたは接続しづらくなることがあります。
※限られた通信容量を多くのお客様でご利用いただくため、OSのアップデート、アプリケーションのダウンロードはなど制限させていただく場合がございます。
※本サービスは携帯電話の電波を使用して提供いたしますので、携帯電話の電波の状況などの環境により、ご利用いただけない場合がございます。なお、九州新幹線のうち、新八代~鹿児島中央駅間のトンネル内(2018年6月29日時点)や携帯電話の電波が届いていない箇所におきましては、ご利用になれません。
東海道新幹線公衆無線LANサービス
JR東海が東海道新幹線で提供しているのが「車内インターネット接続サービス」。東京~新大阪間のN700A・N700系車内、および停車駅で利用できる無線LANサービス。
NTTドコモ「docomo Wi-Fi」やNTTの「フレッツ・スポット」など、特定の公衆無線LAN事業者のWi-Fiサービスを契約していれば無料で利用することができる。
無料Wi-Fiの利用方法
利用方法は各接続事業者との契約が必要で、利用方法は各接続事業者によって異なる。
Wi-Fiサービスの詳細
- サービス名称
- 東海道新幹線「車内インターネット接続サービス」
- Wi-Fi提供区間・駅
- 東海道新幹線区間(東京~新大阪)、東海道新幹線停車駅17駅
※山陽新幹線区間は利用不可 - SSID
- 公衆無線LAN事業者により異なる
- 利用方法
-
以下の公衆無線LAN事業者と契約すれば利用可能
【公衆無線LAN事業者】
・NTTドコモ「docomo Wi-Fi」
・ソフトバンクテレコム「BBモバイルポイント」提携事業者
・UQコミュニケーションズ「UQ Wi-Fi」及び提携事業者
・NTT東日本「フレッツ・スポット」
・NTT西日本「フレッツ・スポット」 - 備考
- サービスの内容、お申し込み方法については、公衆無線LAN事業者で確認要
- 注意事項
-
※高速走行に対応した通信方式のため、回線速度が1列車あたり最大2Mbpsに限定。
※高速の回線速度を必要とする通信は一部制限。
北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線の車内無料Wi-Fiサービス
JR東日本が一部の駅で提供している無料Wi-Fiサービス「JR-EAST FREE Wi-Fi」が、2018年5月よりJR東日本管轄で運行している新幹線車内でも提供がはじまりました。東北新幹線の一部車両を皮切りに、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線の車両に順次導入予定。
無料Wi-Fiの設定方法
- パソコンやスマホのWi-Fi設定をONにする
- SSID[JR-EAST_FREE_Wi-Fi]を選択する
- 自動的に認証画面が表示されるので指示に従って登録する
インターネット接続までの流れ
Wi-Fiサービスの詳細
- サービス名称
- JR東日本「JR-EAST FREE Wi-Fi」
- Wi-Fi提供区間・駅
- ・JR東日本の東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線車内(順次提供)、JR北海道の北海道新幹線(提供予定)
・JR東日本の新幹線・在来線の主要駅
※その他成田空港や羽田空港など - SSID
- JR-EAST_FREE_Wi-Fi
- 利用方法
- メールアドレスの登録で利用可能。1回の接続時間は3時間
- 備考
-
・サービスの提供開始は2018年5月より順次
・Wi-Fiが利用可能な車両は、車内に「JR-EAST FREE Wi-Fi」のステッカーを掲示 - 注意事項
-
※訪日外国人のお客さま向けのサービスですが、日本人を含めどなたでもご利用になれます。
※携帯電波の電波を使用したサービスとなるため、一部トンネル内や山間部ではご利用いただけないことがあります。
※大規模災害時にはインターネットを開放し、登録なしでどなたでもインターネットがご利用いただけます。
北陸新幹線は「JR-WEST FREE Wi-Fi」も
北陸新幹線はJR西日本も運行しているので、W7系の車両はJR西日本の「JR-WEST FREE Wi-Fi」を利用することになります。
利用方法はほぼ同じで、メールアドレスだけでなくSNSのアカウントでも登録が可能です。
新幹線の車内Wi-Fiサービスまとめ
いよいよ本格的にサービスが始まった新幹線の車内Wi-Fiサービスですが、2018年10月現在ではすべての車両で提供されているわけではありませんのでご注意を。
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