お正月・年末年始などのピーク期間の一番のポイントは、「休みをずらせるか?」これにかかっています。下り(東京や大阪などの大都市から地方都市行き)や上り(地方→大都市)の日は、みんな日程が一緒で込み合うのと、なんといっても料金が高いのが問題。航空券代金も普段の格安料金が倍近い値段になります。
休みを上手にずらすことが出来れば、節約できるでしょう。 ずらせない場合は、なるべく数多くの旅行サイト・航空券サイトを確認すれば、旅行会社や航空会社によって結構な料金の差を見つける事ができます。ただ、空きがあるかどうかが重要ですので、早めに押さえる事もポイントです。
年末年始に少しでも国内航空券を安く入手する方法は?
- 大手航空会社の割引運賃を利用する
- 大手航空会社の株主優待運賃を利用する
- ホテル付パックツアーを利用する
- 格安航空会社(LCC)を利用する
大手航空会社の割引運賃を利用する
今までは大手航空会社(JAL・ANA)は、年末年始などの繁忙期は普通運賃(バカ高い)の発売しかありませんでしたが、近年は路線によっては割引運賃の設定をしている場合があります。
例えば・・1/6(日)の東京→福岡で、JALの普通運賃は¥39,070ですが、JAL先得割引なら¥26,570で購入できます。家族で購入するとかなりの差額になります。
ただし割引運賃なので、数日前(28日前)に予約・購入(決済)する必要があり、予約後の変更ができず取り消しの場合は、払い戻し手数料(1区間につき420円)および取消手数料(運賃の約50%相当額)がかかるのでご注意ください。
ANAも「旅割」という名称で同じような運賃の設定があります。
大手航空会社の株主優待運賃を利用する
JALやANAは株主に、自社の飛行機に普通運賃の半額で乗れる優待券を発行しています。この株主優待券は、金券ショップなどで流通していて、株主でなくても利用することが可能となります。(現在JALは再上場の為優待券はほとんど出回っていない)
この株主優待券の優れているところは、あまり割引運賃の設定のない繁忙期にも利用することができ、普通運賃と同じ条件(変更できる)で利用できるので大変便利です。
(※株主優待券の購入代金は、金券ショップや購入時期により変動します。)
仮に株主優待券が¥10,000で購入できたとすると、東京=福岡線の年末年始の普通運賃¥39,070が半額の¥19,620となり、合わせて¥29,620で、普通運賃より1万円近く安く購入できることになります。
またこの株主優待券を利用した航空券を、旅行会社や金券ショップのホームページで販売しているのでこちらを利用するのもお得です。(優待券を大量に仕入れて安い場合あり)
ホテル付のパックツアーを利用する
「ホテルはいらないのにパックツアーって」とお思いの方一度料金を確認してみてください。パックツアーで利用される航空券は、航空会社がツアー用の料金で販売しているためかなり安い料金で設定されています。
日程によっては、ホテルが1泊付いているのに往復航空券よりも安い場合があります。帰省でホテルがいらないという方でも、帰省先の駅前で1泊泊まってから実家に帰るという方法もありますし、最悪ホテルに止まらない旨を連絡した上で放棄する方法もあります。
るるぶトラベルツアー
るるぶトラベルでは、出張・ビジネスホテル、民宿・ペンションといった宿泊施設と、JAL、ANA、ジェットスターを組み合わせたパックツアーがお得な料金で予約できます。
ただしキャンセル料に注意
航空券も早割などの安い航空券はキャンセル料が高く設定されていますが、パックツアーの場合も20日前からキャンセル料の対象になります。年末年始の帰省や旅行の場合、変更する確率が低いため問題ないともいえますが注意が必要です。
日程や便をずらすのが安くするポイント
とはいえ格安のホテル付のパックツアーも、需要が多い日程や便を選ぶと高くなります。安くするポイントは、一般的にお正月休みが始まる土曜日や最終日の日曜日は、はずすこと。便も午前中の往路便、夕方の復路便を選ばずにずらすことで、ぐんと料金が安くなります。
当然ホテルもビジネスホテルタイプで一番安いホテルを選ぶことです。
格安航空会社(LCC)を利用する
話題の格安航空会社(LCC)を利用するのも一つの方法です。予定の路線にLCCが就航しているなら料金をぜひチェックしてみてください。大手の6割程度で飛行機が利用できます。ただし、座席指定が有料であったり予約後の変更ができないといった、既存の航空会社とは違う点がいくつかあるので注意が必要です。